 | 多摩河泊爾佐良須曾豆久利佐良佐良爾 たまがはにさらすてづくりさらさらに 奈仁曾許能児乃己許太可奈之伎 なにぞこのこのここだかなしき | 万葉集巻十四(3373) | 狛江市中和泉 |
 |
 |
赤駒を山野に放し捕りかにて 多磨の横山徒ゆか遣らむ | 宇遅部黒女 | 八王子市散田町万葉公園 (右)府中市郷土の森博物館 |  |
| 武蔵野乃久佐波母呂武吉可毛可久母 むさしののくさはもろむきかもかくも 伎美我麻*末*吾者余利*思乎 きみがまにまにあはよりにしを | 万葉集巻十四(3377) | 府中市 大国魂神社鳥居前 |
 |
| むさしののむかひが岡の草なれば   根をたづねてもあはれとぞおもふ | 小野小町 | 多摩市連光寺 対鷗荘跡地 | 新勅撰和歌 集巻十九 |
| 朽はてぬ名のみ残れる恋かくほ   今はたとふも契ならずや | 道興准后 | 国分寺市西恋ヶ窪 熊野神社境内 |   |
| 我が精神こもる高尾は夏雲の   下谷うづみ波となづさふ | 北原白秋 | 高尾山薬王院参道 |   |
| 多摩川のあさき流に石なげて  あそべば濡るる我が袂かな | 若山牧水 | 立川市根川緑道 |  |
| ひとりゐはあさこそよけれわかたけの   露ふりこぼすかぜにふかれて | 若山喜志子 | 立川市根川緑道 |  |
| むらさきの葛の花ちる石段を
  武蔵国分寺へわかのほりゆく
| 宮柊二 | 国分寺市国分寺 仁王門内側 |   |
| 蝋燭の長き炎のかがやきて   揺れたるごとき
若き代すぎぬ
| 宮柊二 | 日野市高幡不動 |   |
| うれひなく さちかきりなき あめのくにに   さきそひいませ とはやすらかに
| 金田一京助 | 杉並区久我山 玉川上水兵庫橋そば |
|
| 茂吉われ院長となりいそしむを   世のもろびとよ知りてくだされよ
| 斉藤茂吉 | 世田谷区松原 都立梅ヶ丘病院入口 |
|
| 門前の蕎麦はうましと誰もいふ   この環境のみほとけありがたや
| 清水比庵 | 調布市深大寺境内 |   |
| あはれかの八月二日払暁の   面影遠く街復興す | 鈴木龍二
| 高尾山薬王院参道 | 八王子大空襲 (1945.8.2) |
| まちに住み親しむこともなかりつる   秋空はれて雁わたる見ゆ
| 村野次郎 | 府中市王国魂神社境内 |   |
| 次ぎ/\に層なす光ゆらきつゝ   やまの泉の湧きあかりくる
| 村野次郎 | 高尾山薬王院参道 |   |
| 惜春鳥しきりに啼きて山ふかみ   かそけき路をい行きかねつも
| 若林牧春 | 高尾山薬王院参道 |   |
| 常凡の命この山に   しみじみときく邯鄲のこゑ
| 薫 | 高尾山薬王院参道 |   |
| もろひとにこころ洗へと説くことく   法螺貝の音は谷をとよもす
| 紀子 | 高尾山薬王院参道 |   |
| 富士までにおよぶ雲海ひらけつつ   大見晴らしの朝鳥のこえ
| 中西悟堂 | 高尾山頂上 |   |